読書

 ■ 「読書」、個人的に読書は好きだ。

 本の虫と云われる様な人から見たら大した量じゃないが、年に数回「異常に本が読みたくなる時」があったりする。非常に波があるタイプだが、読書は好きだ。

 「おたく」と分類されるタイプの人間にとって読書は通過儀礼であり、日常でもあり呼吸するのと同じ自然動作である。まぁ、近年の若人の傾向は判らないが、少なくとも1970年代後半に生まれた世代で、現在30~40代のおたくにとっては読書ってのは然程苦にならない行為のはずであろうと個人的には思っている。

 自分の場合の読書への思い出と言うか成り立ちと言うか、そう言った事を思い出すと小学低学年くらいから本が好きになっていった気がする。よく母親に「本を読め」と言われ育ったのも影響しているのだろうか?その割には買い与えては貰えなかったが、それは親が子供にどういった本を読ませるべきか?判らなかったのかもしれない。

 その頃どういった本を読んでいたのか?実は余り思い出せない。ただ、小学中学年の頃に読書感想文を授業で書く時に学校の図書室で読んだ「遺跡アンコールワット」の何とかという本を読み感想文を書いた頃から、特に本が好きになり、とりあえず学校の図書室の本は全部目を通した。そんなに蔵書が豊富ではない小学校の図書室だったので出来たことだ。図書委員になってバックヤードの本も読んでいた記憶もある。

 
 小学高学年辺りでミステリー小説をよく読むようになった。結構誰もがこの時期にミステリー小説なんかに手を出したんじゃないだろうか?初めて買った小説文庫本は「アガサ・クリスティー」の「オリエント急行殺人事件」だったのを覚えている。その後「ジョン・ディクスン・カー」「エドガー・アラン・ポー」辺りを読んでから赤川次郎の「三毛猫ホームズの推理」を読みだした。多分普通は順番逆な気もする、今思えば小学高学年程度のガキが良くもまぁ小難しい海外推理小説なんぞ読んでたなぁとも思う。

 それから日本の作者「江戸川乱歩」「横溝正史」の作品を読みふけった。各作品の映像化の影響もあり今でも横溝正史作品は好きで定期的に読みなおす。

 中学に上がった頃からか、ちょうどライトノベルと言うジャンルが波に乗ってきた80年後半から90年代。角川スニーカー文庫をよく読んでいた、その時期になると映画化の原作を読むのも好きになって「ジュラシックパーク」や「REX」と言った作品や、そこからSF作品もよく読むようになった。個人的な「おたくの基礎」がそこで出来上がった時期でもあるw

 
 読書が好きとはいえ、苦手なジャンルも当然有り「恋愛小説」なんてのはどうにも苦手である。せいぜいライトノベルのご都合青春ラブコメが限界で、本格的な恋愛モノは読むと通常の3倍の時間がかかる。疲れるんだよね何故か。

 ある意味「その程度の読書好き」なのだが、小学から高校あたりで、身の回りに自分以上に本を読むのが好きな人間が極端に少なかった事もあり、思い返せばそんなに環境には恵まれてなかった気もするんだよね。読書する本を入手するにも当時はインターネットもなく、更に子供故に情報の入手先がまず判らなかった。本屋に行って適当に当たりつけて買うのが普通で、帰って読んでみて自分に合う合わないが初めて分かる。でもこれも今考えたら「それが当たり前」の楽しみ方だったんだとも思う。今はインターネットで事前に情報調べてから購入を決めてしまう節がある。悪いことじゃないが、あの時ほどのワクワク感がちょっと減った気もする。

 
 若者の活字離れ、本屋離れなんて言われている時代。本が好きな人間にとっては寂しい時代といえるのだろうか?そう言われる時代であっても、なんだかんだで読書を楽しむことに不自由はしないのもまた、今の時代である。インターネットのせいで本屋が儲からなくなった!なんて言うも、インターネット上には無料でも楽しめる作品が無数に転がり、電子書籍と言う嵩張らず楽しめる便利な形もまた恩恵の一つ。

 NHKで現在放映しているアニメ「ログ・ホライズン」を気に入って、先日インターネット上に無料公開されている原作をネットで全部読んだ。掲載されているサイトは「小説を読もう!」で、ここには無料で大漁の作品がゴロゴロある。プロの作家というよりは趣味の小説投稿サイトのような場所なのだが、あとで調べてみたらこういったサイトは結構な数存在している。

 ネットで無料でいろいろな作品が楽しめる恩恵の他に、大型チェーンの古本屋に行けば、名作が100円で買えるし話題作も時期がすぎれば半値で買える。正直、作家さんや販売関係者には悪いが本が売れなくなったのは価格高騰も原因なのではないか?と思う。昔は300円から500円で買えていた文庫本が今や500円から800円である。ちょっと楽しもうかな?面白そうだと思って値段を見たら800円とか値がついてたら、小遣い少ない学生の立場なら泣く泣く本棚に戻すこともあるだろうさ。

 価格といえば、去年辺りにやっと火がついた電子書籍業界も、販売価格は紙媒体の5%~10%程度安いのが平均になってるようで、勝手ながら非常に期待感を裏切られた気がする。なので時折Amazonでやる特売は非常に有り難い。

 電子書籍に限っては、価格もそうだがフォーマットと市場の乱立も残念であり、既にいくつかの電子書籍販売業者が撤退。その度に「購入した書籍が読めなくなった」なんて事態も聞こえてくる。Sonyも北米から撤退するとかニュースになってた気もする。業界はやる気あるのかな?マジでそう思う。紙媒体の売上が減ったと嘆き、電子書籍も中途半端(色々難しい問題もあるだろうが)、ユーザーが求めているのはどういった形なのか?それを提供する努力って出来てると思ってるのかな?

 最低限、どこの電子書籍を、どこで買っても、どの端末でも読める。できれば紙媒体より安く入手しやすく。そしてそれをユーザーに周知してもらう。これが出来なきゃ日本の電子書籍はAmazon以外消えていくだろうな。

 なんだか電子書籍業界批判になってきたが、個人的に読書が好きである。それは紙媒体でも新作でも古書でも、ネットで無料の作品でも電子書籍でも変わりなくだ。だから今年はもう少し本を多く読みたい。個人的課題としてネットを眺める時間を減らし、文章を読む時間を増やしたい。その為にもKindleが欲しいし足繁く本屋・古本屋にも通いたいなんて思っている。

 まぁ、今年のこの寒さの中で歩くのが苦痛なので電子書籍に期待度が高いんですけどねw


読書」への2件のフィードバック

  1. 学生時代はスーパーの特設コーナーに来る古本市で、古いハヤカワのSFや創玄の文庫本を買って読むのが読書スタイルだった、時々シリーズ物の一部を掴んで内容がよくわからず、しかもそのシリーズは既に絶版とかトホホなことも。
     シリーズ物旬を過ぎて読むのもなかなか一苦労で、新品の本屋を何件回っても揃わないとかも、もちろん書店のおばちゃんに注文すればいいんだけど、時間かかる上にほんとに来るのかわからないとかいわれてあきらめたりとか。
     ネット時代になって便利になったけどその反面、本を読まなくなって結局いまだに読んでないシリーズも多い。
    この記事を見ながらそういえばと某大手で検索してみると新たな敵が!
    カバーイラストが変更されて萌えキャラになってる!!
    私はそっとブラウザのタブを閉じたのだった。

    1. そういえば2、3年ほど前から企業努力なんでしょうけど、表紙に萌え絵使ったり漫画家使ったりってやるようになりましたね。ハヤカワ文庫は文庫サイズ変えてみたりと努力してますが、ユーザー的には新規開拓も良いけど、昔のままシリーズ出し続けてくれと言いたくなることの方が多い気もしますww

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