【心霊体験談】時期なので怖い話でも・・・【その2】

 ■ 気分が怖い話と言うか、思い出に浸っている内にもう少し書いておきます。

 先の話と同じ場所で経験した事なので、よろしければ先の話(下記)もご覧の上お読みください。

 【心霊?】時期なので怖い話でも・・・【体験談】

 先の話でも書いたけど、火葬場への一本道での下水埋設工事に約半年ほど警備員として就いていたのだが、場所柄というか奇妙な経験をしている。

 盆も近くなってきた時期だった。

 工事が遅くなり21時くらいに、現場のプレハブ詰所で伝票書いていた時の事。

 夜間作業が少ない現場ということもあるが、 工事現場ってのは電気を発電機で賄うことが多い。日が暮れると投光機で外を照らし、プレハブでも必要がなければ電気スタンドだけって現場もよくある。

 一人、プレハブの片隅で電気スタンドの明かりで伝票を書いていると変に視線を感じたり気配を感じた。その日はそれが妙に気になってしょうがなくて「なんか気持ち悪い日だな」と考え出していた。先にも書いたが場所柄奇妙な経験を数回しているので、余計にだ。

 
 そこに現場監督が入ってきた、報告伝票にサインを貰い缶コーヒー飲みながら雑談していると、先日の話(先に書いた老人の件)になった。

 現場監督は地元の人で若い人だったが、場所柄そういうことはあってもおかしくないと言う考えは持っていたので、「怪我人でたり工事に問題なければ、騒ぐことでもない」という考えだった。

 「まぁ気持ちは良くないかもしれないけど、よろしく頼むわ」なんて声をかけてくれてた矢先、部屋の隅から妙な声がした。なんとも言い難い笑い声とも呻き声とも取れそうな声だった。それは二人同時に聞こえていた、電気スタンドしかない、狭いプレハブとはいえ声のした方まで光は届いてなく薄暗い。

 反射的に二人でその薄暗い方を見て確認するも当然何もないし、誰も居ない。

 外に誰かいるのか?と二人で外を見ても誰もいない。

 男二人で確認するほど、その声は突発的で奇妙な声だった。外を確認した後、プレハブに戻り二人共黙って帰り支度して鍵を締めようとした時だった。監督が「あんた誰だ?!」とプレハブの中に向かって声を上げた。

 プレハブから数歩離れていた自分も、なにげに窓から中を覗き込んだ。

 誰もいない。

 監督にどうしたのか尋ねると、鍵をしようとしドアの前に立ったら、ドアのガラス越しに「老人」が佇んで笑っていたと言う。

 さすがに気持ちが悪くなった。まだ21時過ぎとはいえ、東北秋田は日が暮れるのは早く民家があると言えど辺りはとっぷりと暗いし、さすがに場所が場所だ。

 ほぼ無言でその場を離れ帰路についた。

 更に次の日の朝、現場詰所に行ってみるとプレハブドアに御札が貼ってあり盛り塩がしてある。プレハブ周囲にも塩で結界がしてあった。

 さすがにこれには驚いたので、監督らが来て即事情を聞いてみたが「何がなんだかわからない」という答え。すると少しして施工業者の社長が来て事情を教えてくれた。

 なんでも昨日の夜、近くの寺の坊さんが会社に来て「今工事やってる場所に、霊が溜まっている。あそこは霊道になってしまったみたいで、害がないが溜まってしまうのは今後良くはないので、お祓いしておきたい」と申し出があったそうで、急遽、社長と坊さんと、プレハブを置かせてくれてる地主でお祓いをしたそうだ。

 前日あったことを社長と坊さんに話すと、 坊さん曰く、お祓いしても霊は通るのでもしかしたら、また何かあるかもしれないとのことだった。

 その後、奇妙な現象は収まった。

 何て事は無く…度々奇妙なことがあったのは、また別のお話で。