「LINE」は本当に危険な韓国産ツールなのか?

 ■ 最近話題のスマートフォン向けコミュニケーションツール「LINE」ですが、一部では悪質な「韓国産」ツールと言われ危険視もされています。

個人的にも「LINE」は使っていますが、本当に危険なツールなのか?少し考えてみた。

まず、本当は「国産」「韓国産」どちらなのか?メディア上で見かける紹介文には「国産」として良く紹介されていますが、開発した企業が「韓国系企業」となっていまして、ユーザーとしては「どっちなんだ?」と混乱してしまいます。近年の「竹島問題」や「マスコミのゴリ押し韓流」の影響も強く「韓国産は嫌だ」と言う韓国へのネガティブイメージも強くあり、正直韓国という国へのイメージは良くは無いのが現状だと思います。

” LINEについてSankeiBizは「韓国産・韓国系」[7]、聯合ニュースは「韓国アプリ」と紹介しているが[8]、 日本経済新聞は「純国産・和製」と紹介している[9]。 日本経済新聞の記者が「純国産・和製」として表現したのは日本支社で企画・開発されたからだという[10]。 ただし日本経済新聞の記事では李取締役会議長の役割や、開発チームが当初から多国籍であることについては一切触れていない。”(Wikipediaより抜粋)

これだけ読むと「日経記者の紹介の仕方が悪い」ように見えますが、実際、何を持ってソフトウェアを国産と位置づけるか?そこが論点な気がします。

作った企業は韓国企業で、作った場所が日本で開発陣営は多国籍。開発のいきさつが「東日本大震災」と言う主眼が日本での展開。日経の記者は開発現場の場所と開発理由を重視して「国産」と紹介したのでしょう。でも「NHNは韓国企業」です。

まず混乱の根本的原因が「報道・紹介」が事実の一部を公表していなかった事です。個人的な意見ですが「日経記者」は新聞社の人間ですから、真実を湾曲無くユーザーに伝えるのが第一条件だと思うのですが、それがなされていない。そしてインターネット上ではそれがそのままソースとして伝播していく。多くのブロガーさんが「LINE」を紹介する時でも参考ソースとして他の媒体をそのまま紹介します。情報発信元の根っこの部分が真実を隠せば、それで事実としてそのまま広がっていくのがインターネットです。

まぁ、これは「LINE」以外の普通の報道でも重要なことだと思いますが、論点が軽くずれましたので「LINE」は国産なのか?と言う話に戻すと、個人的に当たり前ですが「国産・韓国産は重要では無く、その企業の信頼性だけが重要」だと考えます。

” 2013年1月18日に、ユーザー数が1億人と突破したと発表されており[11]、驚異的な伸びを見せている。その背景には登録のたやすさと、電話番号を預けるだけという単純さもあるが、それに加えて、1対1という閉じられた間でコミュニケーションができることなどから、facebookのようなオープンなSNSになじめないユーザーの心もとらえたこと[12]、なども大きな要因になっている。
普及の反面、個人情報を預けるのに不安視する声も少なからず挙がっている[13]。開発元のNHN JAPANは「暗号化されている」としているが、NHN JAPANは過去に別のサービスでユーザーの個人情報を流出させたことがある[14]。また株式会社クレディセゾンの「永久不滅プラス」(ツールバー)をインストールするとインターネット行動履歴情報がNHNコーポレーションに提供される仕組みになっており問題化したことがある[15]。 ” Wikipediaより抜粋

実際使ってみて「LINE」は便利です。登録も簡単で手軽なので若年層を中心にユーザー数が増えたことで、よりアプリの「信用性」に話題がシフトしていくようになりました。

そこで「韓国」へのイメージを外して企業としてだけ信頼性を見て見るとどうなのか?少なくとも過去に問題を起こしてしまっているのでイメージは悪いですね。やはり韓国へのイメージとの相乗効果で最悪と言っても良いかもしれません。

では何故?これだけ普及して利用されているのでしょうか?
まず、「過去に問題があった韓国企業」という「情報」を知らない世代・利用層が圧倒的に多数であること。そしてやはり「手軽で便利」この2点でしょう。そして大きいのは「なんか良く判らないけど便利で周りも使ってるから使っている」という日本人にありがちな集団での行動心理。そう、韓国企業とか国産とか、実は全然関係ないんですよねww

どうせ個人情報は自分で守るのがネットでの基本。そしてアプリを利用する時点でアプリ開発元を信用しないと使えないのです。使っている時点で信用するしか無いのです。そして個人情報はアプリ開発元の考え方次第で「しっかり守られる」が「利用される」のどちらかでしか無く、それをユーザーはアプリを使う段階で了承するしか無いのですよ。

全ては「利用者の自己責任」コレの一言なので開発元が韓国だ日本だのやっぱり使うのなら関係ないんです。

さて、では使ってみて実際どうなのか?注意するべき点はどこなのか?下記の記事を参考に個人的な経験と共に書いてきます。

LINEでトラブルを防ぐ「設定5つのポイント」 : サイバー護身術 : セキュリティー : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

記事の中で問題点として下記を挙げています。

” 「勝手に友だちが追加される」

 LINEはユーザーを電話番号でデータベース化している(ガラケーではメールアドレスによるデータベース化)。そのため、あなたの電話番号を知っている人(ガラケーではメールアドレスを知っている人)がLINEをインストールすると、友だちになる可能性が高い。これを防止するには、プライバシー設定を変更する必要がある。 ”

最初「LINE」が話題になった時、新しい物大好きな性格から即アプリをインストールした時のですが、当時の仕事の上司も「LINE」を利用していて、その上司が友達扱いされた事がありました。もう表示見た瞬間、速攻で「ブロック」しましたけど。案の定数日後、上司にも友達通知が出たらしく「おまえもLINE使ってるのか!?」と聞かれましたが「いや、入れたけど使い方判らなくて、即アプリ消しました」と返事しておきました。

電話帳の中身をサーバーに送って、その中から登録番号検索しマッチングしたら自動登録。問題点でもあるこの機能ですが、ユーザーとしてみたら便利な人は便利ですよね。でも自分の場合はまず「迷惑」な経験をしてしまった。個人情報をサーバーに送る機能自体の問題性もありますが、その仕組みを多くのユーザーにしっかり理解させていないという辺りも問題でしょう。

” 「知らない人が友だちになる」

 古い友人の電話番号がアドレス帳に残っている場合、その電話番号が別の人に割り当てられていると、知らない人が友だちになる可能性あり。LINEが電話番号を基にユーザーを区別しているからだ。対策としてはブロック機能が有効だ。 ”

” 「知らない人からメッセージがくる」

 LINEでのハンドルネーム(名前)であるIDをどこかに公開した場合、知らない人が友だちになって、メッセージを送ってくることがある。設定を変更し、IDで検索できないようにするべきだ。 ”

” まずLINEのインストール時に、あなたのアドレス帳(電話帳)がLINEのサーバーに送信される。LINEのサーバー上にあるデータベースと照合するためだ。アドレス帳の電話番号を基にして、LINEのユーザーがいると、友だち候補として表示されるしくみだ。アドレス帳の内容や電話番号が外にも漏れることはなく、他の用途には使用しないとしている。 ”

実は「上司」の件以外でもう一つ、この機能からの副産物的なことがありました。
ある日「知らないID」からメッセージが来ました。
「もしかして?まっちゃんですか?」
はて?誰だコレ???当然戸惑いました、知らないIDです、突然です。悩みました、どう返すべきか?無視するべきか?
ですが過去に自分を「まっちゃん」と呼んでいた人間は確実に数名居ました。こちらに電話番号が残っていなくても、向こうに電話番号が残っていれば友達表示されるのです。100%心当たりが無ければ無視なのですが、このときは返事をしてみました。

「私をまっちゃんと呼ぶあなたは誰?」
すると「○○○工場の○○で働いていた、まっちゃんですか?」と帰ってきました、完全に知り合いの誰かです。そしてその部署で働いていて「まっちゃん」と呼んでいたのは数名。
確認の為に「○○で○○やってましたよ。」と返すと「やっぱり!○○です!」と向こうが名乗りました。
その人は10年前の同僚で、彼が先に工場を辞めてからは連絡普通になっていた。こちらも電話を壊した時に連絡先紛失してしまっていたので、本当に10年ぶりの再会になったのです。コレには本当にびっくりして、速攻で音声通話でお互いの安否と近況を語り合いました。

そう、こういったまさかの副産物もあったりするのですよ。自分は連絡取れなくなった過去の友人との再会でしたが、もしかしたら連絡の取れなくなっていた親類との接点になった人も居るかもしれないですね。

上記のようなことも良くも悪くも実際にあります。ですが個人情報を扱うのは事実であり危険も伴います。記事の中から対策として

1:初期設定時のアドレス帳送信は慎重に
2:「友だち自動追加」をオフに
3:「友だちへの追加を許可」は絶対にオフに
4:IDを設定している場合は「IDの検索を許可」をオフにする
5:知らない人からのメッセージは「ブロック」で

” LINEは親しい友人とのコミュニケーションツール
 以上の5ポイントを守れば、LINEを安全に使うことができる。ただし、LINE自体の使い方にも気をつける必要がある。 ”

として、締めくくっています。
オープンコミュニケーションツールをクローズで使えば問題ないのですよ。要は今までのメッセンジャーと使い方は同じです。

とはいえ、問題点は個人情報を外に半自動的に預ける機能であり、さらに利用者側はそれをきちんと理解できていない場合や悪用を考える人間も居るという恐れです。

やはり全て自己責任でしっかり理解させていないという理解しての利用が大前提になります。今のアプリは便利だからと投げっぱなし使いっぱなしにできない。ある意味複雑な時代になりましたねぇ。

問題点や対策を掘り下げるとまだまだあるとは思いますが、長文になったのでこの辺で。