【エコ?】「カーボン・オフセット」って意味あるのか?

 参考:カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)
  http://www.j-cof.org/index.html
 ずは、最近時折耳にする「カーボン・オフセット」とはなんぞ?って所からですが、大雑把に説明すると「CO2削減努力しても削減できない分のCO2排出量を、削減できる場所に、等価交換でお金を払って削減して貰う」仕組みの事になります。
 例えば、A社がCO2削減努力はしたけど、どうしてもCO2削減量が目標に達してない。これ以上は企業努力じゃ無理!
 そこでカーボンオフセット
 B社というCO2削減を支援する企業や団体があります。このB社は森などを作ったり、もしくは所有してます。CO2削減活動もやってますよ。
 A社が50トン分のCO2排出を削減できなくて、頑張るけどその分は削減できない、B社は所有する森などが50トン分のCO2を削減できるだけ余裕があるし、削減に向けての活動をしてます。
 なら、A社の50トン分のCO2排出量をB社が買って「そこで削減」してください。もしくは、その分資金提供するから削減に向けての活動をしてください。
 
 パーセントで言えば、A社が目標20%削減したいけど、どうしても16%までしか目標達成はできない、じゃあB社さんは目標20%削減クリアできてるし、25%までCO2削減できるようなので残り4%分も、お金払うから代わりに目標達成してください。
 環境省の定義 ” 市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量等を購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせることをいいます。 ”
 要は「お金を払って肩代わり」して貰ったり、活動を支援する事らしい。
 前提として、「どうしても削減できないCO2削減量」があり、それを「削減できる企業や団体、活動」がある事になる。
 ここまでの説明でよく判らない方は上記の「カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)」をご覧になるか、自分で調べてください、筆者は学が無いのでこれ以上判りやすく文章にできませんゴメンナサイ。
 の制度は企業・団体と言ったレベルなら第三者団体がしっかりと機能すれば「少しでも全体排出量は減らせる」ように思える大企業の数パーセント削減ならそれは大きな前進にも値しそうだ。
 ころが他にも活動があって、それがもっと小さなくくりの団体や個人を対象とした活動になる。
 
 「商品使用・サービス利用オフセット」とか言われるタイプらしいが、これに関して個人的に大きな疑念と不信感、そして活動内容の正しい見方を考える必要があると思っているので今回書き殴る事にしよう。


 最近「カーボン・オフセット」と言う事で、時折環境団体のサイトや大手Yahoo!などが、展開してるサービスやキャンペーンを見た事ありませんか?日本郵便も「カーボン・オフセットはがき」と言うのを展開してますね。
 こういったサービスの利用はいわば「環境募金」だと思えば納得いくかもしれません。
 でもよく考えてみてください。「募金」のお金は何に使われているのか?本当に「環境」に関するところへ行き着いて有効活用されているのか?本当にCO2削減しているのか?
 こういった疑念は「募金活動の根本をぶっ壊してしまう」のですが、お金は大事な現代社会です。やはり「環境によい事=自分にも返ってくる事」に対価を支払うのであればちゃんとした活動で実を結んで欲しいですよね?その意味では募金ってのは「義務の存在しない好意の税金と同じ」なんじゃないかと思っています。
 何故?「カーボン・オフセット」に対して不安や不信感・疑問があるのか?
 個人的な意見、訴えなので主観的になってしまって申し訳ありませんが、個人的な考えとして「カーボン・オフセット」を商売として推し進めてる企業の正体が見えてこない事、それと提供しているサービスに疑問が残る事などがあります。
 先にも書きましたが「環境募金」を謳っているのであれば、こちらから資金を出すのは好意であり、その使用用途がちゃんとした環境問題なのであれば問題も不信感もないと思います。
 例えば日本郵便の「カーボン・オフセットはがき」など、「商品+カーボン・オフセットへの資金となる付加価値」での提供は、まず疑いなく安心して利用できるサービスです。
 ところが、よくある「カーボン・オフセット商品」と言うのが、「あなたの生活から出るCO2を計算して、それをカーボン・オフセットしませんか?」というサービスというか商品に近い代物。
 いわば「形の無い価値や見えない物」を取引する事で「環境」に良い事ができますよ!という現代版免罪符商売とも受け取れる商売なのです。
 まず単純にネットでいくつか見てみました。大体の商品購入手順は「CO2換算して、それに見合った商品を購入」すると場所によっては会員グッツというか「証明ステッカーのような物」が送られてきたりするようです。
 それにしてもちょっと調べただけで数社、数団体同じような事やってる団体が出てきます。
「カーボンパス(http://carbonpass.jp/)」
「カーボンオフセット協会(http://co-a.org/)」
「カーボンオフセット推進ネットワーク(http://www.carbonoffset-network.jp/index.html)」
「CARBON FREE CONSULTING(http://www.carbonfree.co.jp/)」
「日本カーボンオフセット(http://www.co-j.jp/home/)」
 軽く上記のサイトを覗いてみましたが、似たようなのがまた、あるわあるわ。まぁ政府が「カーボン・オフセットプロバイダー」と言う一定基準の活動をしてる事を証明・認可してる企業や団体ってだけですし、それに伴うネットワーク機関とかいうと似たり寄ったりなのが数件あります。明らかに活動内容は重複してそうですね。
 環境問題に大いに意欲を見せている現政権・民主党は、この「カーボンオフセット」に政府のお金・税金が絡む団体があるのであれば、お得意のパフォーマンス「事業仕分け」でガッチリ仕分けして頂きたいなぁ。

 お、長文になってきましたので、一旦ここいらで区切ります。つぎは個人向けの「カーボンオフセット商品」がどんな物か?ちょっと覗いてみたいと思います。


【エコ?】「カーボン・オフセット」って意味あるのか?」への2件のフィードバック

  1. ▼・ェ・▼> 色々な思惑は当然あるんでしょうけど、まともに大規模にやれば効果があるのも事実だと思う。まぁ正直言って、まともに大規模にやる企業や団体がどれくらいあるのか?と言うと結局「金」絡みですから・・・

  2.  国家間の削減枠取引の関係も胡散臭いよね。
    減らそうとするのが目的ではなく、その枠を巡るやり取りでのお金を動かすのが目的なんだろうなと思うね。
     カーボンオフセット商品ってネトゲの仮想空間内の土地の権利書売りますみたいな馬鹿馬鹿しさも感じてしまうぽ。
    逆に仕分けするどころか、現政権の票田だったりしてね。

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